“妙に身体が痒いなぁと思っていたら、知らぬ間に虫に刺されていた”という経験は、日常的におそらくどんな方にもあると思います。

そしてたいていの場合、自分が一体何の虫に刺されたのかなどは、深く考えずに過ごしているのではないでしょうか?

蚊とダニに噛まれた場合の特徴

一般的に“痒い=蚊”と思い込みがちですが、実はその痒みはダニの仕業かもしれません。

本日は、蚊とダニに刺されたときの【蚊とダニの特徴の違い】についてご紹介させて頂きます。

刺され跡に違いあり、赤く腫れた部分をよ〜く観察

蚊もダニも、刺されたら赤く腫れあがり、一見するとその症状は似通っています。

両者の違いを見極めるためには、まず刺された部分に注目してみてください。

蚊やダニに刺された場合、膨れ上がった部分には必ず小さな穴が開くのですが、その穴が一つであれば蚊、二つであればダニの仕業と考えて間違いありません。

なぜかというと、吸血の際、蚊はストローのような吸血針を一本刺すのに対し、ダニは牙のようなY字状の針を刺すため跡が2か所に残るからです。

その他、ダニは一度に複数箇所刺すため、同じ様な場所に小さな発疹がいくつも出ていたら、ダニである可能性が大です。

ダニは、太ももや腕の内側といった人の肌の柔らかい部分を好んで刺す傾向があるので、肌の露出していない部分に痒みのある発疹を見つけたら、それもダニによる仕業の特徴であると言えます。

蚊とダニでは、痒みの症状にも違いあり

蚊に刺された場合とダニに刺された場合とでは、痒みの現れ方や程度も異なります。

通常、蚊に刺されるとすぐに痒みや腫れが生じることが大半です。

一方でダニの場合、刺された後1日ほど経過してから症状が出ることが多いのが特徴であると言えます。

また、腫れはダニの方が小さく済むものの、痒みは蚊以上に強烈。

しかも、強い痒みは一週間以上続きます。

大原則は「掻かない」「温めない」

蚊であれダニであれ、刺されてしまった後の対処は、まず「掻かないこと」です。

患部を温めると痒みが増してしまいますが、冷やすことで症状を落ち着かせることができます。

痒いからといって掻きむしってしまうと、その傷から細菌が入り込んでしまうこともあるので、くれぐれも、掻き壊しには要注意です。

受診すると炎症を抑える軟膏を処方してもらえるので、薬で症状を緩和させることができます。

ダニか蚊か、痒み原因を的確に判断することは、これ以上被害を拡大させないために大事なことです。

本日ご紹介した症状の特徴から、ある程度どちらに刺されたのかを特定することは可能ですが、あまりにも症状がひどい場合には受診して医師の診断を仰ぐのが安心です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

噛まれた原因がダニなのか?蚊なのか?それがはっきりすれば、今後刺されないように正しく対策を講じることができるようになります。

人を刺す生きたダニへの対処には、ダニ捕獲シートの活用がお勧めです。

ダニを捕まえてそのまま捨てることができるので、痒み被害はもちろん、ダニの死骸が原因となるアレルギー対策にも有効なので、ダニ対策でお悩みの場合はぜひ試してみて下さい。