日頃から身の回りのダニ対策をぬかりなく行っていても、「壁紙」や「天井」にまで目を向けられている方は、そう多くないのではないでしょうか?

「ダニ対策に、なぜ壁や天井が関係あるの?」と思われるかもしれませんが、実はダニ対策のポイントは“頭上の掃除”にあります。

壁や天井へのダニ対策していますか?

本日は【ダニ対策と壁・天井掃除】をテーマに、今日から実践できる対策をご紹介させて頂きます。

壁や天井のホコリでダニが繁殖!?

まずは、今いる場所で上を見上げてみてください。

天井の四隅、照明器具、ブラインド・・・、ホコリがたまっていませんか?

普段あまり意識していなくても、ほこりは常に空気中に舞い、天井や壁、棚やタンスの上に付着して積もります。

大掃除の際、ランプシェードや本棚に積もったホコリの量に、驚いた経験のある方も多いのではないでしょうか?

ホコリの中には既にダニが含まれていることが多く、そこでまたたく間に繁殖していきます。

ダニの死骸や糞はホコリととも、健康被害を及ぼすアレルゲンとして私たちを苦しめ続けるのです。

ダニ対策は、カーペットや畳などの足元だけではなく、壁や天井といった頭の上に目を向けることで、家の中で対策が必要な場所を再認識できるはずです。

ダニ対策に有効な、壁・天井の掃除方法

「壁や天井なんて、普段はあまり掃除しない」という方も、ダニ対策上、今日からはこまめに掃除するよう心がけてみて下さい。

ただし、やり方を間違えては、かえって壁紙を汚す結果となりかねません。

ここでは、日頃から無理なく行える壁・天井の掃除方法をご紹介させて頂きます。

まずは「ホコリを落とすこと」に専念

昔ながらのハタキや、ハンディ掃除機などを使って、天井や壁のホコリを落としていきましょう。

ハタキは使用前に何度か振り、静電気を起こしておくと、軽くなでるだけでホコリが吸着されます。

掃除機を使う際は、壁紙の押し当て過ぎると傷がついてしまうので要注意です。

また、落としたホコリを吸い込んでは本末転倒なので「必ずマスクをして行うこと」、そして「カーペットは取り除き、ベッドやソファにはカバーをかけておくこと」が大切です。

生えてしまったカビには、専用スプレーを 

掃除をしていると、壁紙にカビが生えている箇所に気が付くこともあるかと思いますが、ダニはカビを餌にするので、そのまま放置していてはいけません。

カビが生えてしまった部分には、塩素系漂白剤を5倍程度に薄めた液剤を霧吹きで吹きかける方法が有効です。

ただし、壁紙の素材によっては表面を傷めてしまったり、変色させてしまったりする原因となります。

必ず事前に、目立たない箇所でテストしておくことをお勧めします。

手垢汚れには、市販の住居用洗剤で対応

長く生活していれば、壁紙が手垢で汚れていると感じられる部分もあるかと思います。

間の垢もカビ同様、ダニの餌となりますので、しっかり掃除しておく必要があります。

手垢汚れには市販の住居用洗剤を吹きかけ、歯ブラシなどで軽くこすると綺麗に落とすことができます。

ただし、こちらも壁紙を傷める原因となる場合があるので、事前に確認しておきましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

これからは、週に一度の「頭の上のダニ対策」を習慣にしてみて下さい。

これまでよりも、もっと快適に過ごせるはずです^^