家中くまなく掃除しているつもりでも、ダニはどこからともなくやってきます。

一般家庭のダニ対策として、盲点になりがちなのが「天井裏」。

おそらく、住んでから一度も見たことがない方が多いのではないでしょうか?

天井裏から入ってくるダニに注意!

本日は、【天井裏とダニ】をテーマに、繁殖の原因と対策をご紹介させて頂きます。

 「ネズミに寄生するダニ」をご存知ですか?

「天井裏」というと、どちらかというとダニよりもネズミ被害の方をイメージされるかもしれません。

夜になると天井からカタカタと音がする等、すでにネズミの気配を感じている方もいらっしゃるでしょう。

意外と知られていないことですが、「ネズミが生息する場所には100%ダニがいる」と考えて間違いありません。

なぜかと言えば、ダニの中には、ネズミに寄生する「イエダニ」という種類が存在します。

イエダニは、通常生きたネズミに付着していますが、ネズミが死ぬと身体から離れ、寄生場所を求めて家の中に散っていきますので、天井裏にネズミが侵入できる経路があるとすれば、当然、小さなダニがそこを通過するのは容易です。

ダニは、あっという間に天井裏から部屋におりてきて、そこに住まう人に健康被害をもたらすでしょう。

太ももやお腹、二の腕など、身体の柔らかい部分が複数刺されていて、猛烈な痒みに襲われる場合、イエダニの仕業である可能性が高いと言えます。

ネズミ対策はダニ対策にも有効

家の中にネズミを侵入させないことは、イエダニ対策上とても大切なことです。

よって、少しでもネズミの気配を感じるなら、早急に対策を講じる必要があります。

巷にはあらゆるネズミ駆除グッズが出回っていますが、不安定な天井裏は素人が安易に立ち入るべき場所ではありません。

そして確実に効果を出すためにも、早い段階で業者に依頼し、ネズミ駆除や清掃、侵入経路の封鎖を行うようにして下さい。

こまめな掃除を中心とする、基本的なダニ対策は欠かさずに

吸血性のイエダニは、一般的には、ホコリやカビの中で繁殖するツメダニ等とは対策が異なるといわれています。

しかしながら、体長1mmにも満たない小さなダニを、素人が発見したり、その種類を判別したりすることは実質不可能です。

実際のところ、人が住まう家の中には常に複数種類のダニが潜伏していて、私たちに何かしらの影響を及ぼしていることを忘れてはなりません。

まとめ

いかがでしょうか?

屋根裏から…ネズミから…とダニは本当に色々な場所から入ってきます。

一般家庭においては「ダニの潜伏場所を作らない」「ダニにとって居心地の悪い環境を作る」ことを主軸においた、ごくスタンダードなダニ対策を講じることが基本となるります。

具体的には、こまめな掃除を心がけ、寝具やカーペット、畳、ソファは常に清潔を保ち、屋内の湿度が上がり過ぎぬよう気を配ることが挙げられます。

痒みやアレルギー症状などのダニ被害から身を守るためには、日頃の生活の中で出来ることを確実に行っていくことが肝心です。