梅雨時期のダニ対策は念入りに行うものの、寒い季節になるとつい油断してダニ対策が疎かになりがちになってはいないでしょうか?

確かに、ジメジメ・ムシムシする梅雨から、ぐんと暖かくなる夏にかけては、年間でも比較的ダニが繁殖しやすい季節です。

しかしながら、「寒くなってダニなんて増えないだろう」と思える雪の季節にも、実はダニ対策が必要なんです。

寒い冬にやるべきダニ対策とは?

本日は、【冬のダニ対策】をテーマに、対策が必要な理由と有効な手立てをご紹介させて頂きます。

冬でも家の中ではダニが増える!?

高温多湿を好むダニにとって、冬の寒さは文字通り致命的です。

雪国では常に外気が氷点下ですから、「ダニ対策なんて不要」と思われている節がありますね。

ですが、油断は禁物!

どんなに外が寒くとも、人間が生活する建物の中はどうでしょうか?

おそらく、快適に生活できる様、暖房をしっかり効かせて暖かくするでしょう。

暖房で空気が乾燥すれば、加湿器等で湿度を高めることもあるのでは?

つまり、ダニが好む高温多湿な環境が、あえて人間の手によって作られていることになります。

人が快適に過ごせる環境は、ダニが繁殖しやすい要件をも満たしています。

寒いからと言って「ダニ対策は不要」とは、もう言えないのです。

結露を見つけたら、そこにダニがいると思うべし!

寒い冬に私たちの頭を悩ませるものといえば、「結露」です。

結露へのダニ対策については、「結露でダニが増加!湿気や結露へのダニ対策していますか?」でも書いていますので合わせてお読み下さい。

朝起きて窓を見ると、時々結露が出来ていませんか?(特に冬は結露になりやすいですよね)

そして、こまめに拭いても気が付いたらまたすぐに出来るのが結露です。

実は、窓際の結露は、カビの発生源となっています。

高温多湿状態の屋内で、なおかつ餌も豊富にあるとすれば、そこはまさにダニにとっての楽園です。

繁殖したダニはまたたく間に家中に散らばり、私たちに健康被害をもたらします。

加えて、寒さで窓を開けることの少ない冬は、屋内に空気がこもりがちになります。

換気がされなければ、空気中を舞うダニやハウスダストはいつまでたっても家の中に留まる事に。

アレルギーやダニによる被害を考える上では、ちょっと心配になりますね。

冬のダニ対策 3つのポイント

寒さでお掃除もままならない冬ですが、ダニ対策として簡単にできる取り組みを3つご紹介します。

1.結露はこまめにふき取る

2.定期的に換気をし、高温多湿にならないよう気を付ける

3.普段閉めきりがちな押入れやクローゼットの換気も意識的に行う

換気によって屋内の温度・湿度を下げ、結露を拭いてカビ(=ダニの餌)の発生を抑えることで、少しでもダニが生存しづらい環境を作るようにして下さいね。

まとめ

いかがでしょうか?

日頃から上記3つのことを意識して行うだけでも、ダニの繁殖状態はかなり変わります。

もちろん、これらの対策と並行して、お部屋の掃除や、ダニの潜伏場所となる布団やカーペットの洗濯・乾燥ができれば完璧ですね!

油断しがちな冬にもしっかりダニ対策、心がけてくださいね^^