住居に関わるお悩みとして、「窓枠やサッシのカビ」を挙げる方は決して少なくないでしょう。

こまめに掃除しているつもりでも、いつの間にか生えてしまうカビ・・・

そして、「カビ」といえばそれを餌にする「ダニ」の存在も気になるところです。

窓辺のダニ対策は万全ですか?

本日は【窓辺のダニ対策】をテーマに、毎日無理なく実践できる方法をご紹介させて頂きます。

繰り返し生える窓のカビ、その原因は?

窓辺のカビ・ダニ対策を検討する前に、まずは「なぜ窓にカビが生えるのか」を考えてみましょう。

その答えは、ズバリ「結露」です。

結露は、部屋の中が暖かく、屋外が寒い日に発生します。

冬の朝、必ずといっていいほど、窓枠やサッシがビショビショに濡れていないでしょうか?

この結露によって窓辺が常に湿っぽくなり、やがてはカビ発生の原因となってしまいます。

ちなみに、結露による湿気は、「壁紙」や「タンス裏」にカビを生じさせることもあります。

窓辺に洋服ダンスを置いているご家庭では、要注意です。

普段動かすことのないタンスを移動させてみると、タンス裏やタンスに面する壁紙が大変なことに・・・というケースは少なくありません。

結露の他、つい掃除がおろそかになりがちな窓枠やサッシにはホコリや汚れの溜りやすく、これが原因でカビが発生することもあります。

ダニの発生は「カーテン」に注意!

カビがあるところには、当然、それを餌にする「ダニ」が集まってきます。

ダニはジメジメ・ムシムシする環境が大好きですから、暖かい部屋の湿っぽい窓辺は繁殖に適していると言えるでしょう。

また、窓にはかなり高い確率でカーテンが設置されていますから、このカーテンがダニの繁殖場となるケースも少なくありません。

カーテンには、空気中に舞うホコリやカビ胞子、ダニ、ダニの死骸や糞が付着します。

生きたダニはこれらを餌にして、またたく間に増えていくのです。

これなら簡単♪窓辺のカビ・ダニ対策

爽やかな空気を取り込むはずの窓に、カビやダニがびっちりだとすれば・・・、当然気分の良いものではありません。

家庭内の窓周辺を確認し、カビが目立つと感じたならば、ダニ駆除と併せて対策されることをお勧めします。

ここでは、毎日心がけたいお手軽なカビ・ダニ対策をご紹介することにしましょう。

◇ こまめな換気で、結露の発生を防ぐ

◇ 部屋の中の湿気(=結露の原因)を抑えるために、洗濯物の部屋干しをしない

◇ 発生してしまった結露は毎朝ふき取る→その後は窓を開けて乾燥させる

◇ カーテンは「防カビタイプに変える」「窓に接触させない」

◇ ひどいカビは防カビ剤で掃除を

※ただし、素材を傷める可能性もあるので、事前にテストすること

“簡単”“お手軽”の趣旨からは外れますが、可能であれば、「断熱サッシ・断熱ガラスに変える」等の結露対策まで出来るのが理想です。

まとめ

いかがでしょうか?

窓辺にダニがというのを知らなかった人も多いのではないでしょうか。

ただし、きちんとした対策を取ればダニは防げます。

しかしながら、ここまでの対応となるとなかなか難しいケースもあるでしょう。

あくまで毎日行える地道な工夫とお掃除によっても、積み重ねれば確実にダニ・カビの発生を抑えることができます。

家中の結露を拭いて回ることは大変ですが、家族と分担しながら、実践してみてくださいね。