ひと口に「ダニ」といっても、その種類は実に様々です。

屋内にいるダニのうち、アレルギーの原因となったり人を刺したりして私たち人間に悪さをする代表格といえば、主に「ヒョウヒダニ」や「コナダニ」、そして「ツメダニ」であると言われています。

これらのダニにはどのような特徴があって、駆除するためにはどんな対策が有効なのでしょうか?

様々なダニの対応策について

本日は、「ヒョウヒダニ」と「コナダニ」、そして「ツメダニ」の潜伏場所と餌、対応策についてご紹介することにしましょう。

家に居るダニの大半を占め、アレルギー症状の原因となる「ヒョウヒダニ」 

「チリダニ」の呼び名でもおなじみの「ヒョウヒダニ」は、カーペットやソファ、ベッド、布団、枕等に多く潜みます。

体長0.2〜0.5mmの乳白色の体で、高温多湿を好み、一年を通して人間のフケやアカ、皮膚、汗、埃等から栄養を摂取しながら家の中でどんどん増殖していきます。

「ヒョウヒダニ」は人を刺すことはありませんが、死骸や糞がアレルゲンとなり、喘息や鼻炎の原因に。

年間を通じてアレルギー症状にお悩みであれば、ひょっとしたらそれは「ヒョウヒダニ」の仕業かもしれません。

使いかけの食品の中で大繁殖!食害に要注意の「コナダニ」

 

ご家庭に、開封したまま戸棚の奥にしまいっぱなしになっている小麦粉やお好み焼き粉、ホットケーキミックス等はないでしょうか?

「コナダニ」は、このような食品類の中に入り込んで繁殖する種類のダニです。

「コナダニ」の名前の通り、白色で粉の様な体つきをしているため、粉の中で姿を確認するのは困難です。

しかしながら、食品を餌にしながら大繁殖すると、やがて粉以上にダニの数が増え、粉がうごめいている様に見えることも。

人間がこのような粉を口にしてしまうと、たちまちアナフィラキシーショックを起こしてしまうこともあります。

人を刺すのは「ツメダニ」

ちなみに、人を刺すのは「ツメダニ」と呼ばれる種類のダニです。

「ツメダニ」はカーペットや畳に潜んで「ヒョウヒダニ」や「コナダニ」等を捕食することで繁殖するため、ダニ刺されの被害があれば、間違いなくその他の種類のダニも相当数潜んでいると考えて良いでしょう。

マダニのように吸血するダニではありませんが、湿疹や痒みをもたらすので注意が必要です。

家の中のダニ対策には「毎日のこまめな掃除」と「ダニ捕獲シートの活用」

これまで、「ヒョウヒダニ」に「コナダニ」、そして「ツメダニ」と、家の中に多く潜む主なダニをご紹介しました。

これらのダニへの対策として、重要なのは

毎日の掃除

「毎日の掃除」によって、ダニの餌となる埃等を除去すると同時に、アレルゲンとなるダニの死骸や糞を取り除くこと

ダニ捕獲

「ダニ捕獲シート」によって、生きたダニを効率良く除去すること

どちらか一方ではいけません。

必ず両者をワンセットで行うことが、アレルギー症状とダニ刺され被害への緩和においては有効です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

ダニも色々な種類がいますが、対策としてはシンプルに2種類に分けられます。

ダニへの対策をしながらダニ退治を行うことで効果的にダニ対策が出来ますので、ぜひ実行してみてくださいね。