クリスマスや雛祭りをお祝いする際、毎年、季節の装飾を飾って楽しむご家庭も多いのではないでしょうか。
ですが、押入れや屋根裏に長期間しまっておいた飾り物についているホコリやダニ、気になりますよね。
季節の部屋飾りとダニ
本日は、【季節の部屋飾りとダニ】をテーマに、適切なダニ対策をご紹介させて頂きます。
クリスマスツリーやお雛様に潜むダニ
実際のところ、クリスマスツリーやお雛様の保管状態によっては、せっかくの飾り物がダニの棲み処になってることは多々あります。
例えば、クリスマスツリーは、樹脂製のツリー自体はそう多くなくとも、ツリーに飾る「綿」や「装飾」が、ダニの繁殖場所になり得ます。
通常、お雛様や五月人形に防虫剤や除湿剤を入れて保管することはあっても、クリスマスツリーに同様のケアをするかといえば、必ずしもそうとは言えません。
そういった意味では、クリスマスツリーのダニ対策は、つい“盲点”になりがちなのです。
もちろん、防虫・除湿対策をしたからといって、お人形へのダニ対策は万全ではありません。
石膏の頭部、絹などでできた髪、絹織物の衣裳は、保管状態によってはカビが発生し、ダニの繁殖場所となることもあります。
季節の装飾のダニ対策、まず取り組むべきは?
クリスマスツリーやお雛様、五月人形などへのダニ対策として、最も重要なのは「適切な場所への収納」です。
季節の飾り物は、収納前にしっかりホコリや汚れを取り除いているでしょう。
そのため、保管する環境が極端に悪くない限り、必要以上にカビやダニの被害を恐れることはありません。
季節の飾り物の収納場所として、相応しい条件を挙げておきます。
湿気が少ない
湿気は、カビの発生やダニの繁殖の誘発要件となり得ます。
窓辺や水回りの近くなど、湿気が気になる場所への収納・配置は厳禁です。
風通しが良い
空気がこもる場所は、高温多湿の状態になりやすいものです。
押入れや屋根裏、クローゼットなど、閉めきりがちな場所への収納の際には、定期的な換気を心がけましょう。
寒暖差が大きくない
ダニ対策には直接関係しませんが、人形の場合、寒暖差の大きな場所への収納によって劣化が進むことがあります。
直射日光が当たらない
こちらもダニ対策というより劣化対策ですが、直射日光によって人形に使われる素材へのダメージが起こることがあります。
収納時に直射日光の当たる環境というのは考えにくいですが、飾る際に窓辺を避ける等の工夫が必要です。
「適切な収納」とあわせて、防虫ダニ対策を
収納環境の見直しの他、「収納時・装飾時のお手入れ(掃除)」と「収納時の防虫剤使用」も徹底しましょう。
防虫剤には色々な種類のものがありますが、お人形には必ず人形専用のものを使用しましょう。
専用のものでないと、かえって素材を傷める原因となります。
まとめ
家の中を彩る、季節の飾り物。
今一度、季節の飾り物の収納を見直し、適切なダニ対策を検討されることをお勧めします。
しっかりカビ・ダニ・劣化対策をして、永く楽しみたいものですね^^