“ダニの潜伏場所”というと埃っぽい部屋やジメジメした布団などをイメージしがちですが、実際には、場所を選ばずあらゆるところに潜んでいるものです。

コナダニが食品の中で繁殖することは、初めて知った時に大きな衝撃を受けたものですが、それ以外にもまだまだ意外なダニの棲み処があります。

そのひとつが「化粧品」です。

化粧品に潜むダニについて

女性の皆さん、思わずゾッとしてしまうかもしれませんが、どうか現実から目を背けずに読み進めて下さいね。

それでは、本日は、【化粧品とダニ】をテーマにしたお話です。

パウダーファンデーションやチークに「コナダニ」が…

化粧品の中でも、特にダニが繁殖しやすいのが“パウダー”です。

メイクの必需品であるファンデーションや仕上げ用のお粉、肌を健康的にみせるチーク等をよ〜く観察してみてください。

表面が不自然にうごめいているような感覚はないでしょうか?

「見た目に違和感がある」「そういえば肌トラブルが絶えない」といった場合には、もしかしたらダニの仕業かもしれません。。。

「なぜ化粧品にダニが?」と思われる方も多いかもしれませんが、何ら不思議はありません。

パフやブラシに付着した「コナダニ」が何かの拍子に化粧品に混入し、そのままそこで生息し続け、繁殖するケースはあります。

また、ダニの種類の中には、化粧品の含まれる油脂を餌とする「顔ダニ(ニキビダニ)」が存在しますから、そういったものが入り込むことも考えられます。

成人のほぼ100%の肌に存在する「ニキビダニ」 

「顔にダニがいる」なんてなかなか考えたくないことですが、私たちの肌には間違いなくダニがいると思って良いでしょう。

増えすぎると湿疹の原因ともなることから「ニキビダニ」とも呼ばれる顔ダニは肌の汚れや皮脂、角質、十分落とされていないメイクの油脂等を餌にして、毛穴の中に潜んでいます。

ただし、適度な数の顔ダニは肌を清潔に保つ役割をしてくれるため、ダニの存在にあまり神経質になることはありません。

とはいえ、日頃からメイクをしっかり落としていなかったり、古く不衛生な化粧品を使っていたりすると、顔ダニは瞬く間に数を増して肌トラブルの原因となります。

「最近、肌荒れがひどくなった」「なかなか良くならない」という場合には、洗顔の方法や化粧品の見直しをされることをお勧めします。

メイク道具、清潔にしていますか?

それでは、化粧品関連のダニ対策として、どのような方法が有効なのでしょうか?

本日は、あなたにそのに3つの極意をご紹介します。

メイク道具を清潔に保つこと

パフやブラシにダニが付着したまま放置していると、あっという間に繁殖してしまいます

こまめに洗うか、使い捨てのものを使用するか、検討しましょう

化粧品を高温多湿な場所に保管しないこと

化粧品に混入したダニは、25℃〜28℃の温度、60〜85%の湿度の環境下で繁殖します

普段化粧品を置いている場所は、いかがでしょうか?

場合によっては、保管場所を変える必要があるかもしれません

家の中のダニ対策を怠らないこと

部屋のあらゆる場所にダニが存在すれば、当然、ダニが化粧品に混入したり、私たちの肌に付着したりする可能性が高くなってしまいます

そもそもダニの少ない環境を保っておくことが、あらゆるダニ対策における大前提となります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

ほんのちょっと油断するとダニはどんどん増えていきます。

化粧品や化粧道具箱の中に入り込んでいる場合もあるので、ぜひ定期的なお掃除を心がけてみて下さい。