最近では「ペットは家族の一員」と考えられる傾向にあるため、室内飼いのイヌやネコと暮らしている方も多いかもしれません。

ペットは可愛いですが、やっぱり気になるのが「害虫」。

ヒトへの健康被害を考えれば、ノミだけでなく、ダニ対策が心配になりますよね。

室内飼いのペットとダニ対策

本日は、【室内飼いのペットとダニ対策】をテーマに、有効な対策をお話させて頂きます。

ペットで心配すべきは「マダニ」だけじゃない

動物のダニ対策というと、真っ先に思い浮かぶのが「マダニ」でしょう。

マダニは動物に寄生し、吸血することで生き延びる種類のダニです。

「動物特有のダニ」ということで、ペットショップ等で定期的にマダニ対策をしているご家庭も多いと思います。

ただし、ペットのダニ対策は「マダニ駆除」のみにとどまりません。

ホコリやカビの中に潜むダニもまた知らぬ間にペットに付着し、私たちのアレルゲンとなって健康被害をもたらすのです。

室内飼いでも安心できない!ダニはあらゆるタイミングで侵入します。

「うちのワンちゃんは、あまり外に出さないから、ダニの心配なんて無用」、時々そんな風に考えている方もいらっしゃるようですが、これは大きな誤解です。

イヌの場合、一日1〜2回は散歩に連れて行きますよね。

屋外にはダニがいたるところに潜んでいますから、何かのタイミングで犬の被毛にダニが付着する可能性は大いにあります。

また、ネコについては飼い主が積極的にお散歩に連れていかなくても、勝手に外を巡って帰ってきます。

日中、ネコがどこを移動して、ダニと接触しているか分かりません。

イヌにせよネコにせよ、知らぬ間に屋外からダニを連れて、その後私たちと同じ家の中で生活します。

体長1mmにも満たないダニは、目視では極めて発見しづらい存在なので、目で見て確認できなくとも、常に「ダニがそこにいる」と考えて対策を施す必要があります。

薬剤は心配!有効なペットのダニ対策とは?

ダニ対策ツールには様々なものがありますが、室内にペットがいれば、方法については十分に検討しなければなりません。

例えば、噴霧式や燻煙式のダニ除けであればペットにも良い影響はありませんから、避けるべきでしょう。

ペットのいるご家庭のダニ対策の基本は「こまめな掃除」にあります。

掃除機や雑巾がけを中心に、カーペットやラグは定期的に丸洗いし、畳の下の湿気・カビ対策にも気を配るのが得策です。

ペットのケージ付近はゴミがたまりやすく、また湿気が溜りカビが発生しやすいため、特に念入りに掃除するようにします。

柵の間やケージ内の四隅等、普段盲点になっている箇所も実はかなり汚れています。

こうした場所がダニの潜伏場所、繁殖場所となるので、要注意です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

薬剤を用いるダニ対策は心配ですが、普段の掃除の延長で出来ることであれば、無理なくこなせるのではないでしょうか?

ペットへのダニ対策については「ペットへのマダニ対策をしていますか?」の記事でも書いていますので、ぜひこちらも参考にしてみて頂ければと思います。

特別なことでなくとも、基本的なダニ対策の徹底を心がけましょう。