滅多に使わないお客様用の布団や座布団、あなたのご家庭ではどのように保管しているでしょうか?
「使う時だけ出してきて、あとは押入れに入れっぱなし」という方もいらっしゃるかもしれませんが、これでは大切なお客様に、ダニだらけの寝具や座布団を提供することにもなりかねません。
来客用布団・座布団のダニ対策
本日は、来客用布団・座布団のダニ対策をテーマに、正しい保管方法をご紹介させて頂きます。
使用後は湿気を取り除いてから収納
お客様を迎え終えて、使用した布団や座布団をしまう前には、必ず乾燥させるのがオススメです。
方法としては「その都度クリーニングに出す」のが理想ですが、難しい場合には「よく晴れた日に天日干しをする」ことで、極力内部の湿気を取り除くようにします。
家族が使う布団と異なり、来客用のものは一度収納したら当分の間しまいっぱなしになることが多いですよね。
湿気を残すことで、カビが生えたり、高温多湿状態でダニが繁殖したりしますから、くれぐれもご注意ください。
もちろん、布団や座布団のカバーは洗濯して、清潔な状態にしておくことも、ダニ対策としては重要です。
たった一度使用しただけでも、カバーの表面は髪の毛やフケ、埃、垢、汗等で意外と汚れています。
洗濯物が乾きにくい寒い季節だったり、梅雨時期だったりすると、「汚れていないし、まぁいいか」とついそのまま収納してしまいたくなりますが、これでは絶対にやらないようにして下さい。
面倒でも、一度使った布団・座布団は洗濯し、乾燥させてからしまうようにして下さいね。
収納時には、特に「除湿」に配慮して
来客用布団・座布団を収納する場合に、押入れを活用するご家庭も多いと思います。
しかしながら、押入れ内には湿気がこもりがちになりますから、通気性が良くなるような工夫が必要です。
具体的には、
・押入れに直接布団を入れるのではなく、一番下にすのこを敷いて空気の通り道を作る
・除湿剤を入れる
・こまめに換気をして空気を通す
などの対策が考えられます。
もちろん、ダニ対策としてはダニ捕獲シートを挟んでおくと安心です。
使わないからといって、押入れに入れっぱなしはNG
来客用布団・座布団は、長期間使用しないと、ついそのまま押入れ等にしまいっぱなしになりがちです。
ですが、これでは知らぬ間にカビが生えたり、ダニが繁殖していたりして、いざ使おうとした際に困ってしまうことがあります。
使用していなくても、出来れば「半年に一度」程度はすべて取り出して、除湿しておくことをお勧めします。
その際、押入れも開けっ放しにして通気させる、除湿剤やダニ捕獲シートの入れ替えをしておくことも大切です。
まとめ
普段家族が使う布団や座布団のダニ対策は万全でも、来客用布団・座布団のお手入れに関しては、意外な盲点となっているケースは少なくないと思います。
「お客様なんて滅多に来ないのに、お手入れに手間がかかって煩わしい」という方は、来客時にレンタル布団を活用するのも良いでしょう。
必要な対策を講じつつも、常になるべく負担のかからない方法を検討することが、ダニ対策の基本です。
各ご家庭に合った形で、無理のないやり方を検討されることをお勧めします。