春先になるとなぜか咳が止まらなくなる方、いらっしゃいませんか?

季節柄「花粉症かな」と考えがちですが、実はその咳、“ダニ”の仕業かもしれません。

ダニが原因で咳が出ているかもしれません

本日は、【春先の咳とダニの関係】をテーマに、適切な対処法をお話させて頂きます。

その咳、花粉症?それとも他に原因がある?

花粉症で咳が出るのか、それとも何か他のものへのアレルギーによる咳なのか。

このあたりの判断は、素人では難しいものです。

春先に咳がでると、市販の花粉症薬に頼る方も多いと思います。

ですが、この薬で症状が改善しない場合、花粉以外に原因がある可能性が高いのです。

特に、「咳の他に症状(鼻水や目のかゆみなど)がない場合」には、花粉以外のアレルギーを疑うのが妥当です。

もちろん、咳の原因はいくつも考えられるため、何によって出る咳なのかを特定することは困難です。

しかし、もしも「寝室」を改善することで症状が良くなるとしたら、その原因は「ダニ」かもしれません。

布団や寝室が「ダニ天国」になっていませんか?

寝室は、家の中でも特にダニの繁殖が顕著です。

布団には、一晩のうちに人間の汗や髪の毛、皮膚、フケなどがたっぷりで、高温多湿がダニにとって居心地の良い環境であるのに加え、ダニの餌も豊富です。

寝室が畳間だったりカーペットが敷かれていたりすれば、布団の湿気やゴミの掃除は困難となり、床一面がダニの温床と化すでしょう。

「寒い冬にダニは増えにくいのでは?」と思われている方、要注意です。

例えば、窓の結露がひどいご家庭であれば、室内はそれなりに暖かさが保たれていることになります。

結露によって湿気がこもれば、ダニが好む“ジメジメ・ムシムシ”状態が実現しやすく、しかも結露でカビを生じればダニの餌となります。

※詳しくは、「結露でダニが増加!湿気や結露へのダニ対策していますか?」の記事を読んでみて下さい。

生きたダニがいれば当然、やがてはダニの死骸が生じ、人間にとってのアレルゲンは季節を問わず室内に発生し続け、冬でも春先でも、常に人体へ健康被害を及ぼします。

冬に繁殖したダニは、春先に「死骸=アレルゲン」となります。

ひょっとしたら、アナタを悩ませる春先の咳の原因は「ダニ」かもしれません。

見直そう!布団や寝室のダニ対策

最近咳でお悩みの方は、まず布団や寝室のダニ対策に注力されることをお勧めします。

◇ 布団はこまめに干して乾燥させる

◇ シーツや枕カバーは定期的に洗濯して清潔を保つ

◇ 布団や畳、カーペットは、表面を掃除機で吸い取ってアレルゲンを除去する

◇ 寝室の結露はこまめに拭いて、カビの発生を抑える

◇ 寝室の換気を心がけて、高温多湿にならないようにする

いずれも基本的な対策ですが、毎日の積み重ねによって、ダニは確実に減ります。

これに伴い、咳の症状が改善される方も少なくありません。

花粉症とも異なる咳の症状にお悩みの方、ぜひお試しください!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

家の中にダニが繁殖してそれを放置しておけば、ダニに噛まれるだけではなく、それ以上に身体に今回ご紹介した咳などの症状になる場合もあります。

きちんと家の中を綺麗にすることで、気分も良くなり、ダニも取り除けるで普段忙しくても布団や寝室のダニ対策だけはするようにしてみてくださいね。