日頃のダニ対策として、カーペットや畳等のお掃除に力を入れている方は多いと思いますが、意外と盲点になっているのが「フローリング」への対策だと思います。
一般的に、フローリングにはダニが繁殖する要素がないため、“ダニ対策”といってもいまいちピンとこないかもしれません。
しかしながら、床にはアレルゲンとなるダニやカビ(ハウスダスト)が思いの他、多く散りばめられています。
フローリングのダニ対策
お布団やカーペットのダニ対策は、普段のお掃除やお洗濯、ダニ捕獲シートで対応するとして、本日は【フローリングのハウスダスト対策】をご紹介することにいたしましょう。
なぜ、フローリングのダニ対策が必要なのでしょうか?
フローリングはダニそのものの繁殖場とはならないまでも、ダニの死骸やカビ、動物の毛、皮膚や髪の毛などのホコリが結構付着しています。
これらは“ハウスダスト”といわれますが、空気中に舞うことで体内に取り込まれ、鼻炎や皮膚炎、ぜんそく、結膜炎といった“ハウスダストアレルギー”の症状を引き起こすきっかけとなります。
一体何が原因で上記の症状が出てしまうのか、この点については病院を受診し、検査しなければ判断することは出来ません。
ただし、特定の部屋にいて必ず症状が出る場合には、ハウスダストが原因となっている可能性が高いと言えます。
まずはダニの死骸を含むハウスダストの徹底除去に努めることが大切です。
もちろん、アレルギーはすべての人に症状が現れるわけではありませんが、遺伝的にアレルギー体質である、皮膚機能が弱い、気管が弱い等、何らかの要因でアレルギーを発症します。
しかしながら、症状がある日突然出てくる場合があるため、現状問題なく過ごしている方であっても注意が必要です。
基本は丁寧な掃除から。必ず「換気」をしながら行いましょう
それでは、フローリングのダニ(ハウスダスト)対策は、どのように行えば良いのでしょうか?
ここでは、具体的なお掃除の手順をご紹介しましょう。
1.窓を開ける
晴れた日に家の中に風が通るように換気するような形で窓を開けて下さい。
2.掃除機でしっかりゴミを吸い取る
意外と見えない小さなホコリやダニの死骸がフローリングに落ちている可能性が高いので、しっかり掃除機で吸い取るようにしてください。
3.固く絞った雑巾で水拭きをする
最後に仕上げてとして大事なのが水拭きです。掃除機で取れない汚れを水拭きする事でしっかりと綺麗にする事が出来ますので、面倒だと思わずに水拭きも行うようにしてください。
このように、いたってシンプル、かつ基本的な方法です。
ただし、お掃除の際には必ず「換気」を行ってください。
ハウスダストは掃除機をかける過程で舞いやすく、それをそのまま吸ってしまうと健康被害が生じる恐れがあります。
また、掃除機の排気口は特に注意が必要で、くれぐれも、アレルギー症状のある方や小さなお子様に排気を向けないようにして、窓に向けて排気させるようにしてください。
まとめ
本日は、意外と見落としがちな家庭内のダニ対策として、「フローリングのハウスダスト対策」をご紹介しました。
ダニ対策は、生きているダニに対するものだけでなく、アレルゲンとなるダニの死骸についても徹底して行うのが基本です。
この機会に、日常のお掃除を見直されてみてくださいね。